実は昔はできていた??「伝える」から見る次世代のユーザーフレンドリー

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実は昔はできていた??「伝える」から見る次世代のユーザーフレンドリー

<ユーザーフレンドリーとは?>
ユーザーインターフェイスの設計思想のひとつで、コンピューターなどが使いやすい状態のこと。画面にアイコンや操作手順などを表示して入力しやすさを工夫し、コンピューターの操作をわかりやすくするなどの方法がある。
<引用:ASCIIデジタル辞書>

ユーザーフレンドリーとは、スマホやパソコンを誰でも使いやすく運用し、情報を送受信できる状態を作っていくことを指しています。

今回は「情報を送受信」という部分に着目して、
どうやったらうまく相手に伝えることができるのか?
という「伝える」部分のユーザーフレンドリーを考えていきましょう。

どんなに便利な端末があって、どんなに便利なソフトウェア・アプリがあっても、
伝えたい人に必要な情報が伝わらなければ、意味がありませんからね。

世界のほとんどは3G、日本は2020年に5G

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昨年末、人口60万人の国、ソロモン諸島に行きました。

ソロモン諸島は、発展途上国で、インフラ整備がまだまだ整っておらず、日本の家庭と同じ速度のインターネット接続速度にするには、複数の回線をパラレルで接続する方法しかなく、月額10万円ほどかかると現地の方に聞きました。

ソロモン諸島に滞在中、ちょうどニュースで携帯回線がLTEが近く整備されると流れていましたが、実はインターネットの接続速度は3Gのまま。なぜ電波がLTEになったのに3Gのままなのかというと、海外のインターネット網に接続されている海底ケーブルが3Gのままだからです。

LTE速度の海底ケーブルは、海外の支援がなければ敷設できないのが現状です。

通信速度において、日本はとても恵まれています。
世界の70%が3G回線以下と言われている現代、次世代5Gに向けて海底ケーブルを増強するなど、どんどんインフラ整備が進んでいきます。
(参考記事:海底ケーブル 5G 日本・アメリカ・フィリピンを大容量・低遅延で結ぶ新たな光海底ケーブル「JUPITER」の建設開始について [https://www.sankeibiz.jp/business/news/171030/prl1710301113040-n1.htm])

大容量通信だからこその弊害

日本では動画を配信できたり、個人でも大量の通信量を使って発信することが可能になりました。
しかし、情報量が増えれば増えるほど、伝える側に気遣いが薄くなっているという問題点も出て来ます。

文章にするのが大変だから動画にしてしまおう!とか。

昔はできていた!

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ちょっと時代を遡りますが、例えば1990年前半、ポケベルの時代。

学校の休み時間に公衆電話に毎回列ができました。

みんな10円を持って、爆速で数字を叩きます。

たった10数文字を相手に伝えるのに、
あれこれ考えて短く多くの情報を伝えることを楽しんでいました。

つまり、ポケベルの達人は、短い文章で、思いを伝える達人だったわけです。

もっと昔をのぞいて見ると。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」
という正岡子規の俳句。

たった17文字の文章が、時代を超えて情景を伝えています。

この俳句を
「柿を食べたら、ちょうど法隆寺の鐘がなりました。」
って書いてたら。。

そうなんだったんですね。。
となんの感動もなく話が終わり、今この話はなかったでしょう、きっと。

「通信容量が増える=伝わりやすい」ではない

今の日本は、メールにしろ、動画にしろ、伝えたいことを伝えたいだけ送信できます。

そうすると、相手に伝わるかどうかを気にせず、一方的に送りたいだけ情報を送ってしまうことが多いのではないでしょうか。

情報量は多いのに、伝えたいことが伝わっていない。

それはとても悲しいことですね。

「伝える」から見る次世代のユーザーフレンドリー

情報の本質を短く表現する「まとめる力」ではないでしょうか。
「次世代のユーザーフレンドリー」を考えたときに、
情報発信をするときに、必要な要素は、大きく2つあります。

①相手との関係性

②まとめる力

ポケベル時代には、朝に打つ「オハヨウ」の文字にはいろんな情報が入っていました。
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相手のことを思いやる気持ちが、
発信側、受信側、双方にあったから、
「オハヨウ」の一言で多くが伝わっていたのです。

ポケベルの例から考えて行くと、
大量の情報を受発信できる今、求められるのは、

①相手(ターゲット)を明確にすること
②相手がわかる言葉で、端的に発信する力

ではないかと私は考えます。

一人一人の「思考」が世界を進化させる

大量の情報は読み解くのに、人間の脳では時間がかかってしまいます。
そして時間がかかればかかるほど、情報はこぼれ落ちてしまいます。
ならば、発信するときに、短くまとめる、これは毎日の言葉を使う私たちに求められる技術なのだと思います。

つまり、「伝える」から見る次世代のユーザーフレンドリーは、
私たち一人一人の「人との関わり力」と、
毎日使う言葉を考えながら発する「言語運用力」、
この2つを世界中で向上させていくことだと思います。

この2つを向上させることができる唯一の方法があります。

とても簡単です。

それは
相手のことを思いやること。

つまり
「日常で相手を思いやる」ことが、
一人一人の進化を促し、世界が進化するポイントになるのではないでしょうか。

毎日使っている言葉。
あなたはその言葉を誰に伝えたいですか?

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