もくじ
音声アシストが生活に溶け込んでいくには

この記事は前回書いた記事「Botを操る?Botに支持される?」を元に著者一同でディスカッションしたのちに、フィードバックからインスパイアされた記事となります。
「部下に頼むよりも自分がやった方が早い」
現在の音声アシスト機能は、この感覚が大きいのではないでしょうか?
これが何を表しているかというと、行動の結果に対する一人一人の期待値です。
当然自分がやれば、不確実な部分がほぼなく普段からやり慣れた仕事だから、結果にも大きく期待できます。
しかし、それを部下に頼むと、前にこんなことがあったので、もしかしたらこんなことがあるかも、、と結果に対し良くない状況が頭をめぐります。
そうなると、自分がやった方が早い!となるわけです。
Hey Siriやok googleといった音声アシストも同じです。
使い出したころのなかなか思い通り結果に結びつかなかった経験から、音声アシストを使った結果に対する期待値が自分で行動するときよりも低くなり、自分でやった方が早い!となってしまい、使わない。
平たくいうと「信用していない」ということになります。
一度このようなことが起こると、信用を取り戻すのは、一筋縄ではいきません。
だからこそ、日本で音声アシストを使用している人が少ないのではないか、とも考えれます。
インターネット普及からみる音声アシスト普及の可能性
さて先端技術は、先述した期待値によって、便利であるがほとんどの人が利用していないという状態になることが多いにあります。
インターネットが登場した1990年代後半もまさに同様だったのではないでしょうか。
インターネットに乗っている情報は不確か、新聞やテレビが確実、といった風潮です。
1999年より朝日新聞デジタルなど、新聞と同等の情報がインターネットに流れていましたから、不確かということはありません。
では何がそのインターネットは不確実という風潮を作り出したのでしょうか?
それは集団の期待値です。
使い慣れていない多くの人が、何度か使用してみて、これは今までの方が楽だと感じると、集団の期待値は下がっていきます。
ではインターネットはどうやって普及したのでしょうか。
それは生活に結びつく目的に共有です。
例えば、1990年代後半、マクドナルドのホームページで公開されていたクーポンを印刷して持っていくと、店舗で使用できました。
東日本大震災では、twitterで最新情報をいち早く得ることができ、SNSの期待値が上がりました。
多くの人が目的を達成していったからこそ、インターネットへの集団の期待値は上がっていき、今やニュースはインターネットで見る、ということになったのです。
Hey Siriやok googleといった音声アシストを使うときは来るのか?
インターネットと同じで、音声アシストを使うことで、簡単に目的を達成できることが増えると爆発的に普及していくでしょう。
反対にAIやボットの技術が進化する中で、音声よりも簡単に目的を伝える手段ができれば、2010年代後半には、Hey Siriやok googleと声をかけてコマンド入力をする音声アシストがあった、といったトリビアになるというわけです。
逆にAIやボットの技術進化で、より伝わりやすい音声アシストへと進化していく可能性もあります。
音声アシストがどれだけ私たちの生活に食い込んでいくか、期待してみていきましょう。







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